出産内祝いといえば、「出産祝いへのお返し」と思っている人が非常に多くなってきた今日この頃。内祝いの「内」とは「身内」の事を言い、日頃からお世話になっている親しい方や親戚の方々に「無事に出産できました」と祝い事の報告をする事が本来の内祝いの意味なのです。出産内祝いの場合は母体の状況を考慮して、「赤ちゃんが生まれてから30日~40日を過ぎたお宮参りの頃」が最も適切な時期といわれています。祝い事の報告の品選びでの最近の定番は、産まれてきた赤ちゃんの名前を品物に名入れして送る、オリジナルの「名入れギフト」が主流になっています。
ですがタオルや小物等の一般的に残るものと言われる物は、いくらオリジナルでももらった方からしてみれば、自分の名前が入っているわけではないので、せっかく渡しても喜ばれない傾向にあります。残らないもの、つまりは「お腹の中に入ってなくなってしまうもの」が名入れギフトは好まれる傾向にあります。例えば赤ちゃんの写真と名前が一緒にプリントされた、その子が産まれた時の体重のお米ギフト、お酒好きの方にはラベルに写真がプリントされた物が大変喜ばれています。出産内祝いの品選びのコツは、渡す相手の好みをいかに理解できているかにかかっています。
自分側の親戚の好みは把握できていても、相手側の親戚の好みを把握しておくのはなかなか難しいので、両親と相談しつつアドバイスをもらいながらじっくり時間をかけて検討する事をお勧めします。